【書評】図で考えるとすべてまとめる

図で考えるとすべてまとまる

 

昔転職活動をしているときの参照図書として紹介されていたので、購入した本。本としては薄いし、読みやすいので、本格的なロジカルシンキングの本とか資料作成の本とかを敬遠している人とかには初めの一歩としていいのではないかなと。

タイトルのとおり、図で考えることで物事を整理して考えたり、伝えたりできるので、みんなもやるといいよって感じの内容。

 

その中でどんな状況の時にどんな図を使って考えるのがいいかという話も紹介している。以下の7つのパターンが大きくあるよう。
因数分解のパターン
マトリックスのパターン
③表のパターン
④比較のパターン
⑤線表のパターン
⑥コンセプトのパターン
⑦プロセスのパターン

本書ではこれを図とともに説明しているから、もっとわかりやすいんだけど、文字で書くとこうもわかりづらいとは。なので詳細は本書を読んでほしいのだけれども、こういうけっこう当たり前に思えるような図解手法でもすごく物事を整理して深く考える手助けになるので、知っているだけでも違うなと感じる。実際にこれらの手法を使ってどう問題解決をしていくかという部分で1つのたとえ話を使って説明しており、理解が深まると思う。

 

あとは実践でこれをいっぱい使って自分が自然に使えるレベルまで昇華できるかが問われるだろうな。著者自身、JPモルガンとかボストンコンサルティンググループといった超有名外資に所属していた中で実践力を鍛えてきたんだろう。