【書評】必ず感動する言葉が見つかる 座右の銘2000

 

必ず感動する言葉が見つかる座右の銘2000 (中経の文庫)

 

これはアイディア発想のために辞書的な意味合いで買った本。自分の使い方としては、①例えばなにか悩みがあった際に適当に開いたページの言葉を読む、その言葉が何かに応用できないか考える
②単純にかっこいい言葉を受けて自分のモチベーションを上げる
あたりになるだろうか。

 

①は実用的だが、②の使い方もわりとありだと思う。
例えば、自己啓発系の本の効果ってモチベーションを上げて実際に行動してみようかなと思わせるところにあると思うが、大体持続して2,3日が関の山である。
もし自分が本に線とかラインとか引いていないのなら、あとで自分がぐっとくるポイントも覚えておらず、そこを見つけるためにはもう一度再読する必要があり、それは手間で読まないとかそういうことになりやすい気がする。
でもこの本は良い言葉を集めている本だから、適当に開いてもモチベーションが上がる言葉が簡単に見つかる。



今適当に開いてみてそこにある言葉をいくつか例として書いてみる。
日野原重明(医師)「いのちに齢を加えるのではなく、あなたの齢にいのちを加えよう」

湯川秀樹(ノーベル物理学賞受賞者)「取り返しのつかない大きな失敗をしたくないなら、早い段階での失敗を恐れてはならない」

・フロスト(アメリカの詩人)「森の分かれ道では人の通らぬ道を選ぼう。すべてが変わる」

コルネイユ(フランスの劇作家)「勇気ある人はみんな約束を守る人間である」

 

どうだろう?まあ人によっては微妙な印象かもしれないし、この本に載っているすべての言葉に心を動かされるわけではないが、それでも有名な人だったり、名の知れている人たちの言葉がこれでもかと掲載されているので、その人その人によってこれいいなという言葉が見つかるだろう。

言葉にはパワーがあると思う。しかも成功した人や有名な人というのはある程度努力してきたはずだから、その人が発する言葉というのはほかの人よりも強く響くと思う。その強さを吸収して自分の糧にしたらいいのかなと。人は言葉で形作られるので、自分の持つ言葉が変われば、行動も変わり、行動が変われば結果が変わるはず。

まあこの本は600円と大した値段ではないから、気になった人はぜひ買って気軽に使ってみては。