【書評】媚びない人生

媚びない人生

 

本書を読み始めたきっかけは最近とある女の子に告白して失敗したこと。というのも、振られた理由として、その子に友達としてしか見れなかったと言われ、自分の何がいけなかったのかと考えた中で自分がその子に対して媚びてしまっていたのではないかというところに行き着いたからだ。好かれようとするがためにどんな話に対しても自分を貫くことなく、その時々に応じて相手に良い印象を与えるような発言や態度を取っていた。
そんな自分を捨て去り、強い自分を手に入れたいという考えから、本書をタイトル買いした。

結果良書だったと個人的には思う。著者は大学の教授だが、自らのゼミ生への熱いエールが本書のベースとなっているため、まだ若者世代にギリギリ入る自分としても響くものが多々あった。
いくつか例を挙げると、以下である。

「相手への喜びや社会への貢献はもちろん大事であるが、前提条件として自分自身がまずしっかりと幸せを享受できていなければならない」

「根拠のない自信でもいいから、自分はできるのだと信じる。それが若さの特権。」

「迷いがあったり恥ずかしさがあったりするのはまだ学びに対して貪欲ではない証である」

「権威を振りかざす人間に立ち向かうには強さを持つ以外にない」

「他社の無知ではなく、自分の無知を大事にする」

「群れの中にいればいるほど自分の内面は弱くなっていくのだ」

「すべてにおいて自分の存在意義を意識する」


本書で一貫しているのは強い自分を獲得すること。
強くなるためには力がいる。力を得るには努力がいる。
そして努力する中でいくつかが実を結び、それが実績となって、自分の中の自信につながる。

自分も努力をして成長していきたいと思う。そのためにはゴールを常に見据え、努力して行動することが大事かなと。何かの本で成長することが人間にとっての最上の幸せというような言葉を見たことがある。もっと挑戦していこう。それはきっと無駄にならないはず。


これを読むことでモチベーションややる気がアップすること請け合いである。
最近自分攻めてないなとか他の人の顔色を窺って生きていることにうんざりしているとか、そういう人が読むと良いかなと思う。

ちなみに次に出会う女の子に対しては本書の教訓を活かして媚びない態度で接して、男としての価値を伝えていきたいw